上杉研究所の最新アンプ「U BROS 660」を展示しました!

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上杉研究所の最新アンプ「U BROS 660」を展示しました!前作「UTY-15」の後継となる位置付けのモデル、ウエスギアンプの魅力を手軽に味わえる音楽ファン向けの真空管式のインテグレーテッドアンプです。「UTY-15」はタンノイはもちろんのこと、Vienna Acoustics 「Beethoven Concert Grand」やJBL「DD66000」など多様なスピーカーと合わせてお納めしてきましたものです。「UTY-15」が完売してから同社のラインナップにプリメインアンプが無い状態が続いていましたので待望の新製品。出力管は同じくGE社製の「6L6GC」を使用、「UTY-15」が真空管の三極管接続によるプッシュプル出力段でしたが、 この真空管本来の使用法であるビーム管接続に改めスクリーングリッド電圧を低めに設定し、 裸特性改善のためカソード負帰還を行っており「6L6」系真空管の音の魅力を引き出しているとのことです。

「U BROS-660」¥550,000(税別)
「U BROS-660S」¥600,000(税別)シルバニアの6L6GAY搭載

展示したのはスタンダードモデルの「U BROS-660」です。前作同様入力4系統にテープアウトそしてボリュームの3つのノブ、操作は迷いようがないほどシンプルです。ただ・・・

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保護カバー越しに球を眺めているとECC83にはテレフンケンが!?設計者である藤原氏に伺うと音質的にどうしてもということで秘蔵のストックから搭載することにしたとのこと。同社のアンプに搭載されいる真空管は全て真空管全盛期に生産されたヴィンテージ球を載せていることは広く知られていますが、テレフンケンとは・・・カタログにも記載されていないことですが、さりげなく(マークが横を向いているのでパッと見は気づきません)良質な球を乗せてくれるのはウエスギだけだと思います。「UTY-15」と同じく程よい音楽バランスですが、より空間の広がり、低域の厚みが増しているように感じます。JBL、TANNOY、B&W、BRODMANN、Vienna Acoustics等 当フロアに展示しているスピーカーはもれなくしっかりと鳴らせます。スペックからは想像もつかない駆動力と合わせておすすめします。同クラスの他社インテグレーテッドアンプと比べるとボタンもノブも少ないし、メーターもない質素な外観ですが、真空管アンプの魅力、耳にすっと入ってくる音楽、仄かに温かみのある音質はまさに「中庸の美」というべき素敵なアンプです。

上遠野

2F SOUND HOUSE FLOOR

電話 : 03-3253-5555 / 03-3253-2001

営業時間 : 10:00~19:00