工場見学の後、社屋の他の部屋を案内して頂きました。
資料室にはランカスター、ロックウッド、GRF等のスピーカーやモニターシルバー等ユニットが陳列されていました。拡声器の音を聴いてみたかったです。遠くまで綺麗に音が届きそうですね。
ユニットやエンクロージャーの図面も多数保存されていました。
写真の年代は不明ですが、デュアルコンセントリックユニットは初期の段階からコーン紙の補強は行なっていたのですね。リムを取り付ける治具も基本的には変わっていないようです。
軍に供給する機器です。主に通信機器だと思いますが、かなり多種の製品を生産していたことがわかります。トランシーバー付きのヘルメットは戦闘機のパイロット用でしょうか。
こちらの部屋は音も出るようになっていました。
現在は使っていないそうですが、スピーカーの測定に使っていた無響室です。
90年以上の歴史と伝統の重みを感じながらの見学でした。働いていた皆様の真剣な表情と手つきからスピーカー造りに誇りを持っているのを強く感じました。私も彼らと同じ思いでタンノイのスピーカーを販売したいと感じた次第です。
タンノイに向かう途中は小雨が降っていたのですが、午後は晴れ間も出てきました。綺麗な虹も見ることが出来ました。
向かったのはグレンキンチー蒸留所です。巨大な発酵槽や蒸留器を見学しました。
4種類のウィスキーを試飲させてもらいました。スポイトで一滴水を垂らすと香りが増し更に美味しくなりました。
すでに大満足なのですが、さらにバスに乗りエジンバラに向かいました。
エジンバラ城に到着しました!
中世にタイムスリップしたかのような錯覚を覚えました。
360度どこを見ても素晴らしい光景が広がります。感動しっぱなしでした。
夜もまた趣がありました。本当に素晴らしい街でした。
翌日はロンドンへ。ヒースロー空港が濃霧のため飛行機に乗ってから1時間待たされましたが、我々以外の乗客は慣れているようでした。
バスで観光した後はスティーヴ・ガッドのトリオのライブを聴きながらの贅沢な夕食。サックスとハモンドオルガンの組み合わせは刺激的でした。
最終日は自由行動でした。他の販売店さん4人で徒歩で散策しました。写真は王立音楽大学、向いにはアルバートホールがあります。構内から管楽器のアンサンブルが聴こえてきました。
タンノイのスピーカーにもゆかりのあるケンジントン宮殿です。
広大な庭園は散歩に最高でした。天気も晴れてました。
こんな環境でサッカーができるなんて羨ましすぎます。フィッシュ・アンド・チップスで昼食を食べた後、スタンフォード・ブリッジへ。
チェルシーのホームスタジアムです。スタジアムに近くにつれ応援が聞こえてきます。血が踊りました。
素晴らしい雰囲気ととても見やすいスタジアムでしたね。クリスタル・パレスとの試合でした。2-0でホームのチェルシーが勝ちました。
試合の後は雨。目まぐるしく天気が変わりました。私はこの後友人の家に遊びに行きました。「エジンバラ城に行ってチェルシーの試合見たの?ずいぶん楽しそうな出張だね」と言われてしまいましたが、確かにそうですね。
夜はロイヤル・フェスティバル・ホールにてロンドンフィルの演奏聴きました。指揮はMarin Alsop、エルガー「エニグマ変奏曲」ウォルトン「ベルシャザールの饗宴」とイギリスの作曲家のプログラムでした。ウォルトンは初めて聴きましたが合唱に金管も上段に加わった大編成で絢爛豪華なサウンドを堪能しました。
充実しすぎてあっという間の3日間でした。それでもタンノイとタンノイを生んだ空気と文化に触れることができて幸せでした。
エソテリック株式会社の皆様、本当にありがとうございました!
2F SOUND HOUSE FLOOR
電話 : 03-3253-5555 / 03-3253-2001