タンノイへ行ってきました!(前半)

スコットランド タンノイ社の研修を終え一昨日、日本へ戻ってきました。当フロアで数多く展示しているタンノイを見てみたいと思っていたら実現しました!素晴らしい体験をさせて頂きました。まずはエソテリック株式会社の皆様に心より御礼を申し上げます。

私にとっては実に20年ぶりの海外でした。成田空港に午前10時集合、今回のツアーに集まったのは全国の販売店の社長、店主さんばかり。ご挨拶の際は緊張しましたが皆さん優しい方で良かったです。12時半出発のフライトでロンドンへ。それにしても長かったです。12時間40分、映画見てゲームして寝て、もう着いただろうと思って時計を見てもまだ半分・・・やっとロンドン・ヒースロー空港へ到着後そのままグラスゴーへ向かいます。グラスゴー空港に着いたのは現地時間で19時半頃、グレンゴインの看板が迎えてくれました。ホテルのロケーションが抜群で川を挟んだ向かいはBBCスコットランドの放送局でした。

ホテル内の素敵なバーで皆さんと乾杯。仕事ではアルコールは口にしないのですが、1杯だけ頂きました。フルーティーでメチャクチャ美味しかったです。

翌朝はタンノイ社へ、天気はあいにくの雨模様でしたが、これもスコットランド。ホテルからバスに乗り1時間ほど車窓の風景を楽しみました。グラスゴーは非常に洗練された街で近代的な建築にまず圧倒されました。郊外に行くと素敵な一戸建てが風景とマッチします。信号が非常に少ないのにも驚きました。ほぼノンストップでタンノイ本社へ着きました。

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タンノイに到着しました!

社内は非常に静かです。ほんの一部だと思いますが、獲得した賞のトロフィーが飾られてありました。まずはTannoyブランドマネージャーのヘンドリー氏から歓迎の挨拶がありました。


廊下にはキングダムのフェラーリレッド?モデルとウェストミンスターのスケルトンモデルも。

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荷物を降ろしていよいよ工場内部へ。

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広々としてした工場内は整然としています。BGMが流れてはいますが、静かな雰囲気でした。

工場長のアンディー氏から説明を受けます。ちょうど「GR SUPER TWEETER」の組み立てをしているところでした。

我々が周りにいても意に介すことなく黙々と作業を行なっていました。全く無駄のない手作業に感心しました。

こちらはネットワークのハンダ付け、黒いホースはチリや煙を吸うものです。全てのテーブルに備え付けられていました。

完成したネットワークはコンピューターでチェックします。棚にはリファレンスとなるネットワークがモデルごとに用意されていました。

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ツイーターはまず専用マシンでダイヤフラムを製作します。

ツイーターのダイヤフラムにボイスコイルを接着する機械です。接着剤ガス吸引ホースがつけられており、健康、環境に配慮した作業場となっています。

ツイーターをウェーブガイドに取り付けます。このように自社でユニットを一から組み立てしているタンノイ社は世界でも非常に少ない希少な存在です。

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スターリングのウーファーユニット部の台座です。こちらにマグネットやツイーター部が取り付けられます。

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こちらはアルニコマグネットです。カンタベリー、ウェストミンスター用でしょう。

ウーファーコーンです。左がコーンのみ、右が補強リブがついていますね。

リブをコーンに接着する際に使用する治具です。

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コーン紙にエッジを貼り付けるための機械です。やはり気化した接着剤ガスを吸引するために、ホースがつけられています。

リブを接着して完成したウーファーユニット、この補強によりたわみのないピストンモーションが可能になるそうです。コーンにはウェストミンスターの刻印。手で持たせてもらいました。驚くほど軽かったです。

フレームを取り付けるための台座です。真ん中がくりぬかれていますが、台座を取り付けた後に奥の機械でドライバーを組み入れます。

完成したユニットを測定するための部屋が設けられていました。テストしたのはカンタベリー用の15インチドライバーユニットです。以前はスイープを入れてチェックしていたそうですが、現在は箱の中に収められたマイクとコンピューターを使ってF特、歪率などを素早く測定できるようになっています。見せてもらいましたが本当に一瞬でした。

「Woodmill Operations」と書かれた別室へと案内されました。無垢のウォールナット材からCNCマシーンを用いて滑らかな台座を作り上げます。これ1枚で7個の台座が作られるそうです。

PB070202完成してエンクロージャーへの組み込みを待つユニット達。

ケンジントンの組み込み作業の様子です。ネットワークの組み込みでしょうか、皆さん本当に作業に集中されていました。

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完成したスピーカーを検品する部屋も設けられています。やはりパソコンと接続してチェックしていました。

ちょうどターンベリーが出荷されて行きました。1時間に1回はピックアップに来てどんどん出荷されるそうです。1日あたりの生産台数はターンベリーで16ペア、ウェストミンスターで4ペアほどとのこと。

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皆さん本当に真面目。でものびのびと働いていらっしゃいました!

レポート後半はまたアップします。

上遠野 ken@dynamicaudio.co.jp

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