EAR 912 / 509II を展示しました。

EAR 912 ブラックフェイスに橙色のVUメーター、この無骨さがグッときます。男が音楽を聴くための道具としてはEMT、McIntoshと並び最高峰でしょう。

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フロントパネルにはProfessional Tube Control Centre の文字が刻まれ、向かって右には入力切り替え、ボリューム、ミュートスイッチ、左はフォノイコライザー部の機能を集中させています。とにかくターンテーブルを右側に置いて使った時の使いやすさが抜群です。VUメーターを見ながらのゲイン調整は実用的ですし、ミュートスイッチとボリュームの位置関係が絶妙で、右手にアーム、左手にミュートスイッチを操作すれば針先が着地する際のポップノイズを綺麗に取り除けます。

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真空管アンプでもレンジが広く、クリアでスッキリした音作りが多い中、509II との組み合わせはある種の音色、味付けがあると感じていました。ただ、ジャズ、ロック、ポップス、クラシック、異なるジャンル、年代のディスクを聞いていくとどうもそうではないのに気づきました。最新録音は抜群のS/Nのクリアな音ですし、何より時代、レーベルによる空気感の違いを良く描きだしてくれるのです。 古い録音だとノイジーに感じてしまう部分も上手くホール、スタジオの雰囲気として音に取り込んでくれるところに凄さを感じました。味付けと感じていたのはアンプではなくソースにあったわけです。本来の意味で忠実な再現性を持ったアンプだと思います。また録音によってはきつく感じるピークの部分も上手く抑えてくれる安定感も良いですね。

他にはないこの音質はライン入力しか使わない人にとっても十分に価格が納得できると思います。さらにアナログが入ればコストパフォーマンスがグンと上がる、2つあるフォノ入力それぞれにターンテーブルを接続し1つはステレオカートリッジ、1つはモノラル、もしくはMMとMCカートリッジ・・・と夢が膨らみます。機能と音質を両立させた素晴らしいプリアンプです。

上遠野

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